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    英検2級の英語ライティング問題、どう対策する?

    2021.05.13 /Tips

    英検2級のライティング問題、どう対策する?
    英検2級のライティング出題例
    TOPICについての主張の選び方
    文章を書く上でのポイント
    まとめ



    英検2級のライティング問題、どう対策する?

    英語におけるライティングは、スピーキングの土台になったり、自分が能動的に使える語彙を増やしたり、自分の文法的なミスに気付くきっかけになったりと、英語学習の上で非常に重要な意味を持っています。また同時に、実世界での言語運用でも、メールを書いたり伝言を残したり記録を残したりと、ライティングが必要になることは珍しくありません。

     

    そんなライティングは、どう勉強するのが良いのでしょうか。この記事では、英検2級のライティング問題対策を題材に、どのようにライティングを勉強するべきか、どういったことを考えるべきかということについて考えていきましょう。

     


    英検2級のライティング出題例

    まずは英検2級でどのような問題が出題されるのかを見てみましょう。

     

    <TOPIC>
    Some people say that we should avoid using electricity as much as possible in daily life. Do you agree with this opinion? Please answer in English.

     

    <POINTS>
    ・Environment
    ・Convenience
    ・Money

     

    <出題内容の概要>
    ・TOPICに対し、自分の意見と理由を「2つ」書く
    ・TOPICの下に、理由を書く際の参考となるPOINTS(観点)が示されている
    ※必ずしもPOINTSの観点を使用しなくてもよい
    ・必要な語数は80~100語
    ・TOPICに対する答えになっていない・答えがずれている場合、0点となる可能性あり
     
    英検2級のライティングでまず意識するべきことは、TOPICの内容を正しく把握することです。英検2級では、ライティングのテーマとしてTOPICが与えられており、そのTOPICに対して自分の意見がどうであるかを述べることが求められています。
     
    このTOPICの内容と関連していない、または質問の回答になっていない、自分の意見を述べていないというようなライティングは、その時点で採点対象にならないということもあるので注意が必要です。
     
    例えば前述のTOPICなら、「日常的に節電を心がけるべきか否か」が問われていますので、まず「節電するべきである」か「節電しなくても良い」のどちらかの立場を明らかにしましょう。そして、どうしてそう思うのかの理由を述べるように考えます。

     

    このとき、例えば節電に賛成の立場であれば、「節電は大切だから節電するべき」や、「自分は節電するように気をつけている」といった意見では節電するべき理由にならないことに注意しましょう。「環境保護が大切だと昨今言われているが、節電も環境保護に関連するから賛成」といったように、意見と客観的根拠が繋がっていることを意識しましょう。
     

    TOPICについての主張の選び方
    英検2級のTOPICは、大抵の場合何らかの意見が紹介されていて、それに対して賛成か反対かを述べる形式になっています。しかし、必ずしも自分の普段の意見を優先して書く必要はありません。つまり、自分が英文を書きやすいと思った方の意見で書けば良いのです。
     
    例えば、賛成の理由よりも反対の理由の方が多く思い浮かぶとか、論理的に説明が簡単そうな方はどちらかを考えるとか、英語の語彙で苦労しないのはどちらかといったことを考えてみると良いでしょう。そのとき、個人的な意見としては賛成だが、否定する方が簡単だ、ということであれば、否定する立場で作文をしても構わないのです。
     


    文章を書く上でのポイント
    ここで、実際に英文を書くときのフローを確認してみましょう。
     
    英検2級の場合、与えられている上限の単語数が100程度と非常に小さいため、文章構造を意識して長い英文を書くということは特に求められていないと考えられます。事実、自分の意見とその支持文となるふたつの理由、そして結論を書けば、それでほとんど単語数は使い切ってしまうでしょう。
     
    (例)
    Some people say that we should avoid using electricity as much as possible in daily life.
    (普段の生活でできるだけ電気を使わないようにするべきだという人もいる)

     
    上記トピックについて英文を書くとき、まずは自分の立場として賛成か反対かを考えます。ここでは仮に賛成とし、賛成意見を英語で述べましょう。
     
    I agree with the idea that we should avoid using electricity as much as possible. (15単語)
    「私はできるだけ電気を使わないようにするべきだという考えに賛成である」
     
    次に、賛成意見の理由を書き出してみましょう。ここでは以下の二つの理由を述べるとします。
     
    Using electricity too much will endanger the environment.(8単語)
    「電気を使いすぎると環境問題に繋がる」
     
    Using less electricity will allow us to save money.(9単語)
    「電気を使わないことで金銭的な消費を抑えられる」
     
    最後に、改めて自分の意見を結論として述べるパートとして、最初の意見文の言い換え表現を考えます。
     
    Therefore, I believe that using as less electricity as possible will be a nice benefit for us.(17単語)
    「したがって、私は可能な限り電気を使わないようにすることが、私たちにとって利となると思う」
     
    加えて、理由を述べるパートへの繋ぎとして、I have two reasons for this.(6単語)を追加しましょう。
     
    これで全体で55単語を使うことが確定しました。以上を並び替えましょう。
     
    I agree with the idea that we should avoid using electricity as much as possible. I have two reasons for this. Using electricity too much will endanger the environment. Using less electricity will allow us to save money. Therefore, I believe that using as less electricity as possible will be a nice benefit for us.
     
    それぞれの理由について、firstly、secondlyというように順番を表す表現が欲しいのと、環境をどのように破壊するか、またどのように節約になるかの説明が欲しいところです。
     
    Using electricity too much will endanger the environment. については、例えば下記のような説明を加えることができるでしょう。
     
    Some ways to generate electricity give off pollution substance, which using less electricity can decrease. (15単語)
    「発電方法の中には汚染物質を排出するものがあるので、節電によってこれを減らすことができる」
     
    また、Using less electricity will allow us to save money.については、下記のような説明ができそうです。
     
    By avoiding using electricity, we can save money on our electric bill. (12単語)
    「家で節電すれば、日々の電気代が安くなる」
     
    すると、次のようになります。
     
    I agree with the idea that we should avoid using electricity as much as possible. I have two reasons for this. Firstly, using electricity too much will endanger the environment. Some ways to generate electricity give off pollution substance which using less electricity can decrease. Secondly, using less electricity will allow us to save money, because by avoiding using electricity, we can save money on our electric bill. Therefore, I believe that using as less electricity as possible will be a nice benefit for us.(85単語)
     
    これで答案が完成です。最後にここで重要になるのは、使える表現の幅が広いか、文法ミスをしていないか、問題に対する回答になっているか、という点です。
     
    使える表現の幅が広いかというのは、例えば同じ表現を何度も使い回していないかどうか、ということです。例えば、I believe that thinking about one’s career in the future is important.(将来のキャリアについて考えることは大切だと思う)と Having a plan and a strategy is necessary for us to succeed.([なぜなら]計画性や戦略を持つことは、成功するのに不可欠だからだ)という英文を書くとしましょう。

     

    このとき、第2文ではimportantを使わずにnecessaryという表現を使っていることに注意しましょう。このように、同じ形容詞や名詞を繰り返し使わないようにすることを意識することが重要になるのです。もちろん、どうしても同じ言葉しか思いつかないような場合や、重要な単語である場合には複数回使わなければいけないこともあるかもしれません。そういったときには、文法ミスをしていないかを集中してチェックするのが良いでしょう。
     
    文法ミスでは、冠詞の使い方が明らかに違う、三人称単数のsが抜けている、スペルミスがある、他動詞なのに必要な目的語がないといったようなケアレスミスをなくしましょう。それだけでも大きく減点を抑えることができるはずです。
     
    ただ、可能であれば普段の学習においては信頼できる第三者の添削を受けることが有効です。自分が普段見落としやすい文法事項や犯しやすいミスについて第三者からの指摘を介して理解しておくことで、テスト当日においてもそのポイントを集中的にチェックすることが可能です。また、ケアレスミスというよりも理解していなくてミスしてしまうというようなこともあるため、そうしたポイントを理解する上でも第三者の添削は役に立ちます。
     

    まとめ

    英検2級のライティングで高得点を狙うということは、英文ライティングの基礎を学ぶということでもあります。英検2級における重要な得点源にもなりますので、苦手意識を克服しつつ、時間をとって対策に取り組んでみてはどうでしょうか。

    英語ライティングで意識するべきこと

    2021.05.06 /Tips

    英語でのライティングで意識するべきこと
    日本語と英語の作文の違い
    文章の構成要素
    論理的文章を書く
    文章の流れを示す表現を使う
    まとめ



    英語でのライティングで意識するべきこと

    英語でライティング(英文ライティング)をするというのは、実はとても難しいことです。日本語でもかしこまった作文をしようとすると難しいのですから、英語で作文をするとなったら難しいのも当然ですよね。

     

    この記事で、日本語の作文と英語の作文がどのように違うのか、また英語の文章というものがどのようにできているのかということを改めて確認しておきましょう。文章を分解して構造を把握し、その上でライティングに取り組むことで、自分の課題が見えてくることもあるはずです。

     

    日本語と英語の作文の違い

    日本語の作文と英語の作文の違い作文をするときのコツとして重要なのは、日本語と英語では文章構成が異なるということをおさえておくことでしょう。

     

    日本語でよく言われる起承転結ではなく、英語では「自分の意見の提示」、「その意見に説得力を持たせるための支持文」、そして「全体を踏まえての結論」という3つのパートが重要になります。特にこれを意識してパラグラフを構成することが重要なのですが、では、パラグラフとはどういうものでしょうか。

     

    文章の構成要素

    英語で文章が書かれるとき、その構成要素は次のように分解されます。
     
    まず最も小さな構成要素が「単語」です。単語とは、bookやtableなど、ひとつひとつの言葉のことです。いくつか単語が組み合わさると、in the bookやon the tableといった「句」となります。

     

    こちらに主語と動詞が加わり、The information is in the book.「その情報は本のなかにある(=本に書かれている)」(主語:the information、動詞:is)や、The report is on the table.「そのレポートはテーブルの上にある(=テーブルに置かれている)」(主語:the report、動詞:is)のようになると、それは「文」になります。文には主語と、述語部分をつくる動詞があり、いわゆる『第〇文型』と言われる形でどういった文のタイプなのかが示されます。
     
    この文が集まると、パラグラフというものになります。パラグラフの見た目は文頭にスペースがあったり、この文章のように何もない行を作ることでそれ以外のパラグラフと分割したりしているのが特徴です。英文におけるパラグラフを切り替えるタイミングは、日本語における『改行』や『段落の切り替え』よりも明確に決まっています。それは、「ひとつのテーマについて語るなら、ひとつのパラグラフで」というものです。
     
    英検3級~2級などのライティング問題では、単語数制限もあるため、基本的にひとつのパラグラフで意見をまとめることが求められます。そのパラグラフの中で、自分の意見、その意見の根拠となる支持文、最後に結論を改めて述べる、といったことを意識し、全体がひとつのテーマについてまとまっていることを最後に確認することで、より分かりやすい英文を書くことができるのです。したがって、例えば日本語的な起承転結に引っ張られて、「反対意見にも一理ある」といったような文章を入れる必要はありません。
     

    論理的文章を書く

    このときにポイントになるのは、個人的な感情で論を展開するよりも、客観的な事実に基づいて論を展開していく方が良いということです。
     
    例えば英検2級の2020年2月の過去問では、「若者はもっと将来のキャリアについて考えるべきだ」について賛成か反対かを述べるという内容になっています。これに対して、「先のことを考えるのは大切だから賛成」や「今を楽しむことが大切だから反対」といった意見よりも、「将来のことを考えれば、今何をするべきかが見えてくる。故に賛成」であったり、「未来がどうなるかは誰にも予測できない。それよりも目の前のことをしっかりとこなす方が確実に未来に繋がる。故に反対」であったりといったような意見の方が、論理的文章に近いと言うことができます。
     
    ここでの論理的文章とは、客観的な情報によって正しさを主張するような文章のことを言います。また論理的文章には、論理的な反論をすることが可能でなければいけません。
     
    例えば、「私はAだと思う、なぜならAだと思うからだ」というような主張や、「私はAだと思う、なぜならAが好きだからだ」、「私はAだと思う、なぜなら私の経験からAだということが言えるからだ」などは、いずれも論理的な文章ではありません。どの主張にも、「あなたがAだと思うことは間違っている」と反論しようとしても、「Aが好きである」や「Aだと思うからだ」、「Aだと経験上わかる」という主張は相手の主観であり、否定することができないからです。
     
    そして「客観的である」とは、「誰が見ても同じように認識される」ということであると言えます。例えば「職場において人種的多様性は認められるべきだ」について、「認められるべきだ、なぜなら人種的多様性は大切だからだ」というだけでは、人種的多様性というものに対してどう感じるかは個人に依存するため主観的な主張ということになってしまいます。
     
    しかし、「人種的多様性を受け入れることで、様々なバックグラウンドの人間が価値観を共有できるようになる。これにより、より良い製品やサービスを生み出すアイデアが生まれることが期待される」という意見であれば、その意見に共感できるかどうかは別として、事実であることは間違いありません。つまり、客観的な情報による主張であると言うことができます。
     

    文章の流れを示す表現を使う

    英文として重要なポイントとしては、becauseやtherefore、thus、in order to、resulting inなど、理由や原因、結果などを表現するフレーズや言い方を使えているかどうかもポイントになります。あるいは文表現で、ふたつの文章の結果と原因をつなぐこともできます。例えば「将来のキャリアについて考えるべきだ」について賛成するとして「計画や戦略を持つことは成功に重要だからだ」という理由を添えたいとき、2つの文で書くと、次のように書けます。
     
    I believe that thinking about one’s career in the future is important. (結論・結果)
    「将来のキャリアについて考えることは大切だと思う」
     
    Having a plan and a strategy is necessary for us to succeed. (原因・理由)
    「計画や戦略を持っておくことは、成功のために必要である」
     
    これでも意味は通じるのですが、理由を説明する前に、「これから理由について説明する」ということを示す表現を入れるとより丁寧です。例えば、I have two reasons for this.(これにはふたつの理由がある)を入れて、次のように書くこともできるでしょう。
     
    I believe that thinking about one’s career in the future is important. I have two reasons for this. First, having a plan and a strategy is necessary for us to succeed.
    (私は、将来のキャリアについて考えておくことは大切だと思う。これについて、理由がふたつある。まず、成功するために計画性や戦略を持つことは大切だ)
     

    まとめ

    ここまでで、英語のライティングと日本語での作文の作法が異なるということをご説明してきました。もちろん、考え方や理論などによっては様々な解釈が可能ではありますが、少なくとも”日本語の感覚で”英語を書いても良い英文にはなりにくいということは確かだと言えそうです。
     
    とは言え、英文を書くときには英文の作法に則って書くと言ってもそれは中々意識するのが難しいもの。そういった場合には、第三者の添削を受けることで自分のライティングの癖を理解し、強みを伸ばしつつ苦手な部分を直していくということが有効です。

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    2020.11.17 /Tips

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