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宛名、挨拶

2023.10.01 /Tips

はじめに
英語メールを書くとき、どのように書き出せばよいのか分からず、困ったことはないでしょうか。 ある程度英語が話せる人でも、メールには独特の表現やマナーがあるので、難しく感じることもあるかもしれません。 英語メールでは、最初の挨拶でメール全体の語調と相手が受け取る印象が決まり、相手が最後までメールを読むかどうかを左右します。 相手に対して失礼がないよう、場面にふさわしい挨拶文で書き出さなくてはなりません。 メールの目的に合わせて様々な挨拶文を使い分けましょう。この記事では、英語メールの書き出しで使える、挨拶を書く際の注意点や、様々な場面に応じて使える挨拶文のフレーズをご紹介します。
 
ビジネス英語メールの書き出し
ビジネス英語メールの書き出しには、宛名と挨拶があります。これからその書き方やポイントを様々な表現を紹介しながら詳しく解説していきます。 英語メールは、内容によって書き出しの表現が決まります。ビジネスメールでは、書き出しを見れば、メールの目的がだいたい分かるように書くのがコツです。
 
宛名の書き方
本文の一番最初には、宛名を書きます。ビジネス英語メールで宛名は非常に重要なので、適切な表現を選ぶ必要があります。宛名は、性別や相手との関係性によって決まります。 英語メールの冒頭の挨拶は、一般に「Dear John,」「Hi Ann,」などの宛名から始まります。 同じ相手と何度もやり取りをするときには、次第にカジュアルになっていくのが一般的です。 返信メールでは宛名を省き、本文から書き始めることもよくあります。 ビジネス英語メールでは、宛名は必ず書くようにしましょう。適切な相手のもとに確実に届くようにするためです。 また、宛名がないメールは、スパムメールと間違われてしまうこともあるので気を付けましょう。
・カジュアルな宛名の書き方
親しい相手へのメールには、「Hi/Hello ファーストネーム」または「ファーストネームのみ」の宛名が一般的です。 (HelloよりもHiの方がカジュアルな表現です。)ビジネスメールでもこのようなカジュアルな宛名が使われることもよくあります。
Hi Sally,
Hello Tom,
Jack,
・セミフォーマルな宛名の書き方
何の宛名を使うか迷ったら、次のようなセミフォーマルな宛名「Dear ファーストネーム」を使い、相手の返信を見て適宜カジュアルにしていくのがよいでしょう。 親しい間柄からビジネスシーンまで、様々な相手に使うことができます。
Dear Sally,
Dear Mike,
・相手の名前や性別が分からないときの宛名の書き方
相手のことが分からないときに使う宛名がありますが、むやみに使うと事務的で冷たい印象を与えることもありますので、 できるだけ相手の情報を調べて名前を宛名にした方がよいでしょう。
To whom it may concern, 「ご担当者様」「関係各位」の意味
Dear Sir, 男性で名前が分からない場合
Dear Madam, 女性で名前が分からない場合
Dear (first name) (last name) 名前は分かるが性別が分からない場合
Dear Sir/Madam, 性別が分からない場合
Good morning / Good afternoon / Good evening 相手の情報が何もない場合
Greetings 相手が複数の場合
Dear Sirs or Madams, 複数の人に送る場合
Dear Customer 「お客様へ」
Dear Sales Manager 「営業部長様」
Dear Marketing Department 相手の部署のみが分かっている場合
Dear Customer Service カスタマーサービス御中
・部署名だけが分かっているときの宛名の書き方
部署名だけが分かっている場合、次のように書きます。
Dear Sales Department staff 営業部ご担当者様
Dear General Affairs Department Manager 総務部部長殿
Dear Accounting Department Chief 経理部主任殿
・複数の人に送る場合
ビジネスで一斉メールを送る際は以下のような書き方をします。
・Dear team,
・Hi team,
・Hi all,
・Hello everyone,
・Good morning,
 
本文の書き出しの挨拶
宛名の次には本題に入ります。ビジネスの英語メールでは、日本語の「いつもお世話になっております」「お疲れ様です」などの前置きは必要ありません。 シンプルな表現が好まれるため、すぐに本題に入っても問題ありませんが、必要に応じて挨拶の一言を入れることもできます。 挨拶の書き方や内容は、相手との関係やメールの頻度によっても変わってきます。

日本語の「お元気ですか」「ご活躍のことと存じます」と同じように使われるのは以下の表現です。ビジネスにもプライベートにも使えます。
・I hope this email finds you well.
・I hope you are well.
・I hope everything is going well with you.

・How are you doing?
・How have you been?
・I hope you had a wonderful holiday.

・It was nice to meet you yesterday.
・I hope the project is going well.
ビジネスメールでは、挨拶などの書き出しは簡潔に分かりやすく書くことが、忙しい相手への気遣いです。冒頭の挨拶はなるべく短めにして、早めに本題に入りましょう。 本題では、相手への依頼や指示など、伝えたいことを簡潔に書きます。もし内容が複雑な場合には先に用件を簡潔に書くとよいでしょう。 また、緊急のメールの場合や、重要な情報のみを伝えたい場合には、挨拶を省き用件だけを書くこともあります。
英語圏では書き出しの長いメールは好まれないので、単刀直入に「I’m contacting you because~」のように、メールの目的がすぐに分かるような書き出しを使うのが一般的です。
I am writing to enquire about your product.
I am writing in reference to the project we discussed earlier today.
・ネイティブに好まれるメールの書き出し
英語ネイティブが好む英語メールの出だしは、メールの冒頭に「挨拶、お礼、メールの目的」が上手に盛り込まれていることです。 それがネイティブにとって礼儀にかなった、分かりやすい英語メールになります。具体的には以下のようになります。
Good evening,(挨拶)
Thank you very much for attending the conference the other day.(お礼)
I’ve attached the documents for the next conference.(このメールの目的)
・お礼
Thanks for getting in touch.
Thanks for the quick response.
Thank you for getting back to me.
Thank you for the update.
Thank you for your e-mail.
It’s great to hear from you.
Thank you for your prompt reply.
Thank you very much for your time.
Thank you so much for taking the time to meet with me to discuss the project.
Thank you for showing interest in our service.
・メールの目的や用件
最初の挨拶が一通り終わると、次にメールを送る目的や用件を伝える必要があります。 目的や用件を伝えるときには、結論から書くことが重要です。 結論を書くには、「I’m writing to」や「This is to」などの表現が便利です。
I’m writing to…
This is to…
I’m reaching out about…
The reason I’m writing this e-mail…
We are happy to inform you that…
We are sorry to inform you that…
This is just to inform you that…
Just to remind you about…
Let me confirm with you about…
I’m eager to get your advice on…
・初めての相手にメールする際に注意すること
知らない相手からメールを受け取ると、「どうして?」「どこから私を知ったの?」といぶかしく思うものです。 そこで相手との接点がどこにあるのかを最初に書くことが必要です。
I am writing to you because I got your name through Mr. …
I was very impressed by the article you contributed to… .
・自己紹介
初めてメールする相手には、書き出しは自己紹介から始めましょう。 自分がどこの会社の誰なのか、身元を明らかにすることで安心感を相手に与えることができます。
I’m Taro Suzuki and I’m responsible for sales at ABC Company.
My name is Taro Suzuki and we met last month at the conference.
My name is Taro Suzuki, a colleague of Sato at ABC Company.
・相手への気遣いを入れる
How did you enjoy your last business trip to Japan?
I hope you enjoyed your weekend.
I hope you are feeling rested after the long weekend.
・お詫び
I’m sorry for not writing to you soon.
I’m sorry for my late reply.
 
やってはいけない挨拶文の例
冒頭に用件を書かずに長々と挨拶文を書くのはNGです。以下のような長い挨拶文は避けましょう。
<悪い英語メールの書き出し例>
Dear John,
How are you doing? Thank you very much for attending the meeting last month. It is becoming very hot in Japan right now, and I hope you are looking forward to your summer vacation. I am writing to inform you…
上記の英語メールは挨拶文が長過ぎます。「It is becoming very…your summer vacation」は不要です。 挨拶文は1行程度で済ませ、すぐに本題に入りましょう。 一方で、例外的に挨拶文を長く書く場合もあります。 新年の挨拶など、挨拶が要件と同じくらい重要な場合は、長く書いても構いません。
<長い挨拶文がOKの例>
Dear Anne,
Thank you for your prompt reply. As you celebrate the Holidays with your family and loved ones, I wish you peace and joy and a wonderful year ahead. To start this special year, I would like to inform you about the upcoming event…
 
終わりに
以上、英語メールの挨拶の表現をご紹介してきました。このように、英語メールの書き出しには、決まったフレーズのパターンがあり、相手との関係性を考えて使い分けるとよいでしょう。
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