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英語ライティングで意識するべきこと

2021.05.06 /Tips

英語でのライティングで意識するべきこと
日本語と英語の作文の違い
文章の構成要素
論理的文章を書く
文章の流れを示す表現を使う
まとめ



英語でのライティングで意識するべきこと

英語でライティング(英文ライティング)をするというのは、実はとても難しいことです。日本語でもかしこまった作文をしようとすると難しいのですから、英語で作文をするとなったら難しいのも当然ですよね。

 

この記事で、日本語の作文と英語の作文がどのように違うのか、また英語の文章というものがどのようにできているのかということを改めて確認しておきましょう。文章を分解して構造を把握し、その上でライティングに取り組むことで、自分の課題が見えてくることもあるはずです。

 

日本語と英語の作文の違い

日本語の作文と英語の作文の違い作文をするときのコツとして重要なのは、日本語と英語では文章構成が異なるということをおさえておくことでしょう。

 

日本語でよく言われる起承転結ではなく、英語では「自分の意見の提示」、「その意見に説得力を持たせるための支持文」、そして「全体を踏まえての結論」という3つのパートが重要になります。特にこれを意識してパラグラフを構成することが重要なのですが、では、パラグラフとはどういうものでしょうか。

 

文章の構成要素

英語で文章が書かれるとき、その構成要素は次のように分解されます。
 
まず最も小さな構成要素が「単語」です。単語とは、bookやtableなど、ひとつひとつの言葉のことです。いくつか単語が組み合わさると、in the bookやon the tableといった「句」となります。

 

こちらに主語と動詞が加わり、The information is in the book.「その情報は本のなかにある(=本に書かれている)」(主語:the information、動詞:is)や、The report is on the table.「そのレポートはテーブルの上にある(=テーブルに置かれている)」(主語:the report、動詞:is)のようになると、それは「文」になります。文には主語と、述語部分をつくる動詞があり、いわゆる『第〇文型』と言われる形でどういった文のタイプなのかが示されます。
 
この文が集まると、パラグラフというものになります。パラグラフの見た目は文頭にスペースがあったり、この文章のように何もない行を作ることでそれ以外のパラグラフと分割したりしているのが特徴です。英文におけるパラグラフを切り替えるタイミングは、日本語における『改行』や『段落の切り替え』よりも明確に決まっています。それは、「ひとつのテーマについて語るなら、ひとつのパラグラフで」というものです。
 
英検3級~2級などのライティング問題では、単語数制限もあるため、基本的にひとつのパラグラフで意見をまとめることが求められます。そのパラグラフの中で、自分の意見、その意見の根拠となる支持文、最後に結論を改めて述べる、といったことを意識し、全体がひとつのテーマについてまとまっていることを最後に確認することで、より分かりやすい英文を書くことができるのです。したがって、例えば日本語的な起承転結に引っ張られて、「反対意見にも一理ある」といったような文章を入れる必要はありません。
 

論理的文章を書く

このときにポイントになるのは、個人的な感情で論を展開するよりも、客観的な事実に基づいて論を展開していく方が良いということです。
 
例えば英検2級の2020年2月の過去問では、「若者はもっと将来のキャリアについて考えるべきだ」について賛成か反対かを述べるという内容になっています。これに対して、「先のことを考えるのは大切だから賛成」や「今を楽しむことが大切だから反対」といった意見よりも、「将来のことを考えれば、今何をするべきかが見えてくる。故に賛成」であったり、「未来がどうなるかは誰にも予測できない。それよりも目の前のことをしっかりとこなす方が確実に未来に繋がる。故に反対」であったりといったような意見の方が、論理的文章に近いと言うことができます。
 
ここでの論理的文章とは、客観的な情報によって正しさを主張するような文章のことを言います。また論理的文章には、論理的な反論をすることが可能でなければいけません。
 
例えば、「私はAだと思う、なぜならAだと思うからだ」というような主張や、「私はAだと思う、なぜならAが好きだからだ」、「私はAだと思う、なぜなら私の経験からAだということが言えるからだ」などは、いずれも論理的な文章ではありません。どの主張にも、「あなたがAだと思うことは間違っている」と反論しようとしても、「Aが好きである」や「Aだと思うからだ」、「Aだと経験上わかる」という主張は相手の主観であり、否定することができないからです。
 
そして「客観的である」とは、「誰が見ても同じように認識される」ということであると言えます。例えば「職場において人種的多様性は認められるべきだ」について、「認められるべきだ、なぜなら人種的多様性は大切だからだ」というだけでは、人種的多様性というものに対してどう感じるかは個人に依存するため主観的な主張ということになってしまいます。
 
しかし、「人種的多様性を受け入れることで、様々なバックグラウンドの人間が価値観を共有できるようになる。これにより、より良い製品やサービスを生み出すアイデアが生まれることが期待される」という意見であれば、その意見に共感できるかどうかは別として、事実であることは間違いありません。つまり、客観的な情報による主張であると言うことができます。
 

文章の流れを示す表現を使う

英文として重要なポイントとしては、becauseやtherefore、thus、in order to、resulting inなど、理由や原因、結果などを表現するフレーズや言い方を使えているかどうかもポイントになります。あるいは文表現で、ふたつの文章の結果と原因をつなぐこともできます。例えば「将来のキャリアについて考えるべきだ」について賛成するとして「計画や戦略を持つことは成功に重要だからだ」という理由を添えたいとき、2つの文で書くと、次のように書けます。
 
I believe that thinking about one’s career in the future is important. (結論・結果)
「将来のキャリアについて考えることは大切だと思う」
 
Having a plan and a strategy is necessary for us to succeed. (原因・理由)
「計画や戦略を持っておくことは、成功のために必要である」
 
これでも意味は通じるのですが、理由を説明する前に、「これから理由について説明する」ということを示す表現を入れるとより丁寧です。例えば、I have two reasons for this.(これにはふたつの理由がある)を入れて、次のように書くこともできるでしょう。
 
I believe that thinking about one’s career in the future is important. I have two reasons for this. First, having a plan and a strategy is necessary for us to succeed.
(私は、将来のキャリアについて考えておくことは大切だと思う。これについて、理由がふたつある。まず、成功するために計画性や戦略を持つことは大切だ)
 

まとめ

ここまでで、英語のライティングと日本語での作文の作法が異なるということをご説明してきました。もちろん、考え方や理論などによっては様々な解釈が可能ではありますが、少なくとも”日本語の感覚で”英語を書いても良い英文にはなりにくいということは確かだと言えそうです。
 
とは言え、英文を書くときには英文の作法に則って書くと言ってもそれは中々意識するのが難しいもの。そういった場合には、第三者の添削を受けることで自分のライティングの癖を理解し、強みを伸ばしつつ苦手な部分を直していくということが有効です。


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