2022.03.02 /Tips
「生きた英語」とは何か。それは、「英語圏で実際に通用する英語・英語表現」のことです。
「生きた英語」を学ぶためにはどうしたら良いか?それは、「英語を第一言語として話す人(ネイティブ)から直に学ぶこと」です。
この記事を読んでくださっている方々には、日本の高校や大学で英語の勉強をしていたり、社会人になってさらに自身の英語力をブラッシュアップしようと試みている方がいらっしゃるかと思います。
英語塾や英会話教室に通っていたり、学校にいるALTの先生に質問に行って勉強したりして頑張っている方も多いでしょう。
皆さんのように熱心に英語を勉強している方々から寄せられる相談の中で圧倒的に多いのが、「ネイティブの先生や知り合いがせっかくいるのに、なんて質問したら良いかわからない…」や、「日本語での文法用語すら怪しいのに、ネイティブ講師に英語で文法の説明をされても理解できる気がしない…」などです。
せっかくネイティブの方々と関わりを持てる環境にいるにも関わらず、自分からアプローチできなかったり勉強の話までできる自信がなかったりする方が多いのです。これを読んでくださっている皆さんの中にも、このように悩んだ経験のある方、いらっしゃるのではないでしょうか?
また、一番悲しいのが、「教科書の表現通りに書いたら試験でバツにされた」や「教科書に書いてあった通りに話したら “そんな言い方はしない”と言われた」という実態があることです。(これは全ての言語教育に共通して言えることですが、ネイティブ話者からすると「そんな表現実際にしない」というような表現も含まれてしまっているのが、教科書なのです。もちろんタメになる「生きた」表現も教科書にはたくさん入っていますので、教科書=意味がないということではありませんが…。)
実際、教科書で習った通りの表現が求められるのは学校の定期試験までで、実際に社会に出て通用する英語でなければ意味がないというのが現実です。高校や大学までは習った英語表現をそのまま暗記して試験で書けば点数がもらえますが、英検の2次の面接や実社会の場では「生きた英語」を即興で出すことができなければ意味がありません。そのように「生きた英語」を堪能に使いこなせるようになるために英語の勉強をしているのに、ネイティブ講師に「なんて聞けば良いかわからない」と言ってチャンスを逃してしまってはもったいないです!
では、このような「ネイティブ講師に添削を頼めない」、「教科書に無い「生きた英語」を学ぶにはどうしたら良いのか」といった問題を解決する方法を皆さんにご紹介していきたいと思います。今回も楽しみながら最後までお読みいただければ幸いです。それでは、始めましょう!
⓵時制 Tense
文法の中でも特に重要なのが、時制の一致です。「時制」は英語で “tense”と言います。以下では、それぞれの時制を英語で何と言うか、一つ一つ見ていきましょう。
【tense / 時制編】
⓶品詞 Part of Speech
次に、「この部分に他にはどんな副詞が使えますか?」や「ここは関係代名詞じゃないといけないんですか?」など、具体的な品詞名を含んだ質問をしたいときに特に役立つ品詞用語集をご紹介します。
【part of speech / 品詞編】
・前置詞=preposition
・助動詞 = modal verb
・接続詞=conjunction
☆これも言葉の成り立ちから理解すると覚えやすいです。
CoやConには「二つ以上のものを合わせる」や「共に」の意味があります。
また、junctionに関しては高速道路でのジャンクションなど、日本語でも「接合・接続」などの意味で通じますので、覚えやすいかと思います。
・間投詞=interjection
☆これも部分で分けて成り立ちから覚えるのがオススメ!
interは元々「何かに仲介する」「遮る」「またがる」などの意味があります。
*上記の品詞名だけでなく、どの単語においても部分ごとに意味を持っている場合が多いです。それぞれの意味をなんとなくでも把握できていると、新しい単語に出会った時にも意味を予想しやすくなります!!
⓷各品詞の種類
ここでは、それぞれの品詞の種類とその英語名について紹介していきます。
【article / 冠詞】
☆”definite”には「決まった」「定まった」「固定の」と言った意味があります。そしてこれの頭に否定の意味の”in”が付くと、「定まっていない」の意味になります。
また、definiteの関連語としては”definitely”などがあります。これはよくネイティブスピーカー同士の会話でも登場する単語です。
訳:A.「今夜映画観に行きたい?(=行かない?)」
B.「もちろん!(=絶対、決定、確定、etc…)」
このようにネイティブの方同士ではカジュアルなシーンでよく用いられます。
【noun / 名詞】
・単数形 = singular
・複数形 = plural
・可算 = countable 省略形:C
・不可算 = uncountable 省略形:UC
☆カタカナ表記もする”single”は「一人の、一つの、単数の」の意味、可算は数える(count)ことができる(able)なのでcountableになります。それに否定の”un”がつくと、「数えられない」の意の”uncountable”になります。
この4つに関しては考えるまでも無いかもしれません。【複数形=plural】だけ意識して覚えておきましょう。
【verb / 動詞】
・動名詞 = gerund
・to不定詞 = to-infinitive
・他動詞 = transitive verb
・自動詞 = intransitive verb
☆”transitive”は「transitionできる状態」という意味で、”transition”は「動く・変化する・移行する」など、動作のある状態を示します。映画のtransformerも「変化する/させる人・変化できるもの」となり、同じ意味です。つまり、他の要因によって変化できてしまう動詞が”transitive verb”となり、他の要因関係なしに、自身でのみ変化する動詞は”intransitive verb”となるのです。
⓸文の構成
【sentence pattern / 文型】
【態・法 / form・mood】
☆日本の中学高校で習う「第一文型」から「第五文型」などは”first essay type”などと訳されますが、ネイティブの方との会話内で文型の名称を言うことはほとんどありません。
もし「第四文型で書くとどうなるか教えて欲しい」などの質問をする際には、「第四文型で書くと」ではなく「SVOOで書くと」に置き換えるとネイティブ講師には伝わりやすくなります。
【状況別 質問表現集】
・文法があっているか知りたいとき
“Is the grammar correct/OK?” 「文法は合っていますか/大丈夫そうですか?」
☆文法全体をgrammarと言います。grammar はスペルミスの多い単語なので注意です!
・他の文型で同じ文章を書きたいとき
“Is there a different grammatical way to write this?” 「これを言うのに他の文法的な方法はありますか?」
“Are there other grammatical structures to say the same thing?” 「同じことを言うときの他の文法的な構造/形はありますか?」
・ネイティブ講師から見て自分の書いた文章が自然なものかどうか知りたいとき
“Does this make sense (to you)?” 「これは(あなたにとって)通じますか?/意味が伝わりますか?」
“Is this a natural phrase?” 「この言い回し(フレーズ)は自然ですか?」
“Do native speakers say this?” 「ネイティブの方はこのような言い方/表現をしますか?」
上記のようなパターンを使って聞くことで、[文法的な正解]と、[実生活で通用する表現の正解]を学ぶことができます。また、文法的に合っていればバツにはなりせんので、実際に英語圏で伝わる「生きた英語」が学びたい方はきちんとネイティブ講師にその旨を伝え、一回でできるだけ多くの「生きた英語」を習得してしまいましょう!!
【細かい文法について具体的な質問をするとき】
・「最終行で、動名詞とto不定詞のどちらを使うべきか迷いました。」
“I was not sure whether I should use the gerund or to-infinitive in the last sentence.”
★赤や青のように実際の文法用語を用いた質問をすることで的確に伝わるというメリットがあります。しかし【状況別質問表現集】でもご紹介したように、「文法的におかしなところはありませんか?」と聞くだけでも赤や青の部分について解説してカバーしてくれる可能性は高いので、実際の用語を忘れてしまってもきちんと質問さえできれば大丈夫です。
実際、第二言語として英語を「勉強」した人でないと詳細な文法用語などを把握していない場合も多いです。日本人ネイティブの私たちも例えば「連体詞とは」と言われてもすぐに答えられませんよね。(ちなみに連体詞は体現を修飾して意味を詳しく説明する言葉で、自立後で活用がなく、主に連体修飾語になるそうです。「大きな山」の「大きな」や「あの山」の「あの」などだそう。)
【メリット】
などなど
【デメリット】
ある程度基本的な文法知識や英会話能力が備わっている人はぜひネイティブ講師に挑戦してみてください!そうでない方はまずは日本人の講師や日本語の話せるネイティブ講師に積極的に声をかけてみてはいかがでしょうか?
【ネイティブ講師に添削を依頼するときの注意点】
・ネイティブ講師によって「自然な英語」の感じ方が違い、解答や解説に統一性がなくなってしまうことがある。
まれに、ネイティブ講師によって意見がずれてしまうことがありますが、文法的に正しければ間違いはありません。英語が母語の人でも生まれた国や地域によって「自然な英語」の感じ方は様々ですので、食い違った意見が複数あった場合には標準的なものを採用するようにしましょう。
★自分の英文に自信を持ちましょう!
ネイティブ講師、日本人講師に関わらず、自分の英文にまずは自信を持って添削をお願いすることも大切なことのうちの一つです。英語が苦手でも自分で語彙を調べたりして一生懸命書いた文章ですから、自信を持って添削をお願いしてみましょう!
特にネイティブ講師の方は社交性に富んでいて、コミュニケーションを取ることが好きです。今自分が持っている知識に自信を持って書いたり話したりし、さらに勉強しようと励めば、講師の方々はさらに協力したいと思ってくれます!
まだネイティブ講師に添削指導を依頼したり話しかけたりしたことがない方は、これを機に、今回紹介した用語集や表現を使って添削指導をされてみてはいかがですか?
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