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【受験生必読】見直しのプロになろう! 〜和文英訳のコツ・高得点を狙う戦略〜

2022.02.15 /Tips

和文英訳・訳抜けの減点を防ぐコツ
今回は大学受験を控えた高校生や英語資格の試験対策中の方向けに、高得点を簡単に狙う方法をご紹介します。
まず初めに、「和文英訳」と聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか?
「そのまま単語ごとに訳せば良いから読解よりは簡単」といった印象もあれば、「日本語の意味にピッタリ当てはまる英単語が無いと困ってしまう」など、様々なイメージがあると思います。和文英訳は、どのように取り組み、どのようなところに気をつければ良いのでしょうか。
今回のブログでは、和文英訳を解く上での戦略と注意点について触れていきます。ぜひ最後まで目を通していただき、和文英訳で一点でも多く得点できるようにしましょう!

 

和文英訳の攻略法
さて、早速ですが、皆さんは英語の試験の問題を解くとき、どのように問題と向き合っていますでしょうか?なんとなくで問題を解いてしまっていないでしょうか?
どの科目のどんな試験にも共通して言えることですが、高得点の鍵となるのは、「作問者の意図」を汲み取り、「作問者が求めていることに合う形」で答えることです。和文英訳の問題では第一に、何が求められているかを理解することが、得点への第一歩となります。

 

例えば「今日学校に行って数学を勉強した」などの簡単な文章であれば、それをそのまま英単語に当てはめて自然になるように単語を並び替えれば良いかもしれません。しかし、入試レベルで扱われる和文は日本語レベル的にも高く、英語の直訳を並べれば良いという単純作業では対処できないことがほとんどです。特に長文読解の中で出題されるような和文英訳では、「意訳」が求められ、どのように「意訳」するかも点数にダイレクトに影響します。ここでは、基本的な和文英訳の解き方と、訳抜けを防ぐ方法をいくつかご紹介します。

 

和文英訳とは何か? 和文英訳の コツ
和文英訳でまず必要なのは、「問いにきちんと答えられているか」の確認です。和文英訳では「直訳しなさい」という指示はまずあり得ません。日本語にはあるけれど英語には無い表現は山のようにありますし、その逆もまた然りだからです。作問者は、直訳できない状況下で、どのように元の和文を解釈し、それをどのような思考回路で英語に直しているか、その能力を評価する目的で、「和文英訳」という問題を出題するのです。このことを理解した上で、和文をまずはじっくり解釈していく必要性があります。

 

ここでは、和文英訳は主に日本における入学試験や資格試験の問題をベースにしていきます。

 

⓵元の和文の分析〜正確な和文解釈〜

まず初めに誰でも行うのが、問題になっている和文を読むことです。ここで大事なのは、「ただ読むのではいけない」ということです。状況説明や心情説明が入っている、経済に関する用語が出てくる、仮説的な話をしている、過去の話をしているなど、元の和文に関するあらゆる情報を汲み取り記憶し、自身の作成する英文に組み込んでいく必要があります。

 

⓶単語のチェック〜「言い換え」の重要性〜

和文を見てすぐに、「え。この日本語の意味の英単語知らない」と冷や汗かく経験は誰にでもあるはずです。特に形容詞ではド忘れも含めて、直訳の単語が見つからずパニックになってしまう人も多いでしょう。そんな時は、一度深呼吸をして考えてみましょう。「この日本語を別の日本語で言い換えると何になるだろうか」と。
専門用語などは話が別ではありますが、この方法は適切な英訳を見つけやすくする簡単な方法です。
例えば「感動した」という言葉が元の和文に入っていたとします。「感動する」は英語では “moved”や“impressed”などと訳すことができますが、日本語の「感動する」に相当するピッタリの英単語は存在しません。そんな時、言い換えが大変役立ちます。「感動した」は文脈によっては「感心した」「驚いた」「衝撃的だ」「嬉しかった」など、日本語同士で様々な言い換えが可能では無いでしょうか。直訳の単語が思いつかない・単語を忘れてしまったという場合は、このように「言い換え」を心がけましょう。

 

言語学習においてもその他でも、よく「これを幼稚園生に説明するとしたらなんと説明するか?」という問いかけがありますが、聞いたことがあるでしょうか?和文英訳の際も同じです。元の和文を見て英訳が想像できない場合は、「この日本語を簡単な表現で言い換えたらどうなるだろうか」と考えてみましょう。
作問者は、高度な単語表現や専門用語の知識を求めているのではなく、「言い換え」の能力、すなわち「日本語と英語、両方の語彙力」と「想像力」、そして直訳が無いときにすぐ言い換えをして対応できるかという「行動力・判断力」を試しているのです!

 

⓷作文と確認作業〜「文章ベースでの正確な訳」〜

和文をしっかり解釈し、必要に応じて日本語の言い換えも行なったところで、いよいよ英文を構成していく段階に入っていきます。ここで大切になってくるのが、「必要な構成要素の確認」です。
和文の確認が済んだら、まずは自分の解釈した和文を英語に直していき、文章を構成していきます。ここで忘れてはならないのが、「単語ベースでの正確な訳」ではなく、「文章ベースでの正確な訳」を心がけることです。

 

「単語ベースでの訳」や「文章ベースでの訳」とは、どのようなものでしょうか。
「単語ベースでの訳」とは、先述したように、元の和文に含まれている日本語の単語をそのまま英語に直そうとすることで、間違った和文英訳の代表例です。本来、日本語の意味を変えずに英語でそれを表現することが和文英訳のゴールなので、「この単語を用いて英訳しなさい」などの指定がある場合を除いて、単語レベルでの直訳はあまり重要ではありません。
では「文章ベースでの訳」とはなんでしょうか。これがまさに「意訳」の意味であり、それを実現させるために必要なのが「必要な構成要素の確認」の出番です。「構成要素」とは、①で確認済みの「元の和文の分析」の際に見つけたはずの、英訳に含むべき要素です。これには名詞・形容詞・感情表現・時制表現・代名詞や指示語など、様々な品詞の単語があると思います。これら一つ一つがあっての「元の和文」ですので、自身の作る英訳でもこれらを含む必要性があります。要素によっては欠かしてしまうと文章全体の意味がガラッと変わってしまうものもありますので、要注意です。

 

和文英訳の最終チェック
<構成要素のチェック方法>
必要な要素の確認には、「部分ごとに線を引くこと」を一番オススメしています。
日本においての入試や資格試験は、一部を除きまだまだ紙ベースでの試験が多いかと思います。紙ベースでの試験の最大の長所・恩恵は、自分の手でメモをとって確認しながら作業を進められるところです。これを最大限活かし、必要な要素のチェックリストのボックスに(チェック)を入れていくようなイメージで、確認作業を行います。
英文を作成し終えたら、自分の英文に含むことができた箇所は、問題文の日本語に下線を引きましょう。そうすることで、下線を引いていない箇所は英文に含んでいなかったということに気づくことができます。
(→この際、うまく訳せていない箇所は波線にするなどすると、見直し後の訂正がしやすくなり、より正確な英文を書けるようになります。)

 

⓸(おまけ)オンライン試験の際のチェック方法

上記は紙ベースでの試験の場合という大前提がありましたが、ではオンライン型試験ではどうすれば良いのかと戸惑う方もいらっしゃるかと思います。
オンライン試験の場合は、メモを取ることが許されている場合と許されていない場合で大別し、主に2つのやり方があります。
 
まずメモを取っても良い試験形態でしたら、紙ベースでの試験の際と同じように確認作業を行うことがオススメです。メモに1から書くことが大変な場合は、①でチェックした「必要な構成要素」をナンバリングし、番号ごとに自身の英文に含めているか見落としてしまっているかを確認していくこともオススメです。
 
次に、メモを取ることが許されておらず、完全にパソコン画面しかない場合です。これには筆者も苦戦した経験があります。(特にオンライン試験に慣れていない場合は長時間スクリーンを見続けていることの物理的な眼精疲労や集中力の途切れも、かなり厄介な問題です…。)
メモを取れない場合は、パソコン上に同じ日本語訳を二つ入力しておき(コピー&ペースト)、自分の英語訳に含むことができた部分から文字を消していく、という方法があります。最後まで消されずに残った箇所は、英文に含まれていない訳抜け箇所となり、文章の見直しが必要だということが発覚します。
 
例文)

問:以下の文章を英訳しなさい。
和文:「コロナウイルスの蔓延は日本のみならず世界の経済の停滞を余儀なくさせた。」
(以下、解答者のメモ書き。直訳の難易度の高い表現は「」で示してある。)

<和文の主旨>
「コロナウイルスの蔓延で、日本と世界の経済が停滞せざるを得なくなった。」
コロナウイルスの蔓延で・によって→due to/because of/ since

 

<必要な構成要素・単語解釈>
「コロナウイルスの蔓延で、日本と世界の経済が停滞せざるを得なくなった。」
コロナウイルスの蔓延で・によって→due to/because of/ since
・コロナウイルス
Coronavirus/ Covid-19
・「蔓延」=「拡大」「広がる」「多くの人が罹ること」
spread/ widespread/ many people get infected/ more infections
☆「蔓延」はspread以外にもcreepなどと訳すこともあります。
「広がる」という簡単な日本語に「言い換え」ができるだけでこんなにも簡単に訳せることがわかります!
・日本「のみならず」=「だけでない」「日本以外の国も」
not only Japan but also other countries/ Japan and other countries as well
☆「のみならず」と聞いて戸惑っても、「言い換え」一つで、高校英語で習ったような簡単な表現に変身!
・世界の→world/ global
・経済/経済の→ economy/ economic
・「停滞」=「滞り」「伸び悩み」「止まる」「成長がわずか・なし」
stop growing/ little(/no) growth
☆「停滞」はstagnationという直訳ですが、これを知らなくても言い換えることが可能です!
・「余儀なくする」=「他に選択肢がない」「どうしようもない」「仕方ない」
no other choice/ no choice but to〜/ do nothing else but〜/ be forced to〜

 

このような思考プロセスとメモ書きを経て
*線を引いて「確認作業」(言い換え箇所は、意訳箇所はで表示)
解答例1)

コロナウイルス蔓延日本のみならず世界経済停滞余儀なくさせた。」
The spread of the coronavirus made not only Japan but also the world to have no choice but to have little economic growth.

 

解答例2)

コロナウイルス の 蔓延  日本のみならず 世界の経済 の 停滞 を 余儀なくさせた。」
Due to(/Because of) the spread of the coronavirus, not only the Japanese economy but also economies worldwide were forced to face little economic growth.

 

解答例3)

コロナウイルス の 蔓延 は 日本のみならず 世界の 経済の停滞 を 余儀なくさせた。」
The creep of the coronavirus made not only the Japanese economy but also economies all over the world to have no choice but to face an economic stagnation.

 

☆アイディーで課題に取り組む場合にも、例えば日本語対訳欄に、同じ日本語文をふたつ入れておき、見直しをするとき、英文に含めた箇所を消していくようにするとよいでしょう。消されずに残った箇所は、英文に含まれていない訳抜け箇所となります。

※この部分が残っていたり訳抜けがあったりすると、原稿が返却されてしまう可能性もあります。その意味でも、普段からアイディーで「訳抜けのない英文」を作る練習を重ねておくとよいですね!
 
※どうしても書けない・間違えてしまった、などは仕方ありませんが、うっかり訳抜けやケアレスミスで減点はもったいないですね。防げるミスは、見直しをしてしっかり防いでいきましょう!

 

まとめ
いかがだったでしょうか。今回は大学受験を控えた高校生や資格取得のために対策中の方々向けの、「和文英訳のコツ・高得点を狙う戦略」をご紹介しました。
今回ご紹介した「言い換え」や「必要な要素の確認」は、和文英訳でなくても様々な英語学習の場面で役立つ方法です。今回のブログでご紹介した能力は英語学習には欠かせないものですので、是非取り入れてみてはいかがでしょうか?
これまでの対策方法の中で自分に合ったものがある方はそれも維持しつつ、今回のポイントである「言い換え」「必要な構成要素の確認」など、多角的な視点を意識しながらさらなる英語のスキルアップを目指しましょう!
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